次女(高校1年)の高校の吹奏楽部が、演奏会などで長年演奏を続けている曲に『窓の外には ~優しい心が一番大切だよ~』という曲があります。この曲は「窓の外には夢がある」という歌い出しで始まります。高校1年の時に、いじめによって命を絶った横浜の少女が、生前に書いていた詩に、先輩がメロディーをつけたものです。
「優しい心が一番大切だよ、という彼女の心が多くの方に届き、世界中の人々が笑顔になれるように」との思いを込めて、小春たちは演奏しているそうです。この演奏を聴くたびに心が揺さぶられます。演奏する子どもたちにも、大きな響きを残していると思います。
コロナ禍のもとで、子どもたちは大きなストレスを感じています。そんな中で、京都市は、小中学校の2カ月の休校期間分の授業を、残りの10カ月に詰め込むよう指示を出し、子どもたちに更なるストレスを与えています。国ですら、今年度の授業については、次年度に持ち越すことも含めて柔軟に考えるよう方針を出しているにもかかわらず、です。子どもがストレスでつぶされてしまわないか、心配されます。
今、子どもに必要なことは、心にゆとりを与えることです。一番の特効薬は、20人程度の少人数学級の実現で、先生がすべての子どもの育ちに目を配れるようにすることです。
(更新日:2020年09月20日)