子ども部屋(コラム・『ひぐち英明ホッとコム』)

4月22日

長女の高校吹奏楽部最後の定期演奏会が3月にありました。私は前半しか聴くことができませんでしたが、とても心地よい演奏会でした。

終わった後で、「北稜(高校)でよかった」と長女が言っていたと妻から聞きました。3年間の部活動では、いろいろあったようですが、最後に「よかった」と思えたのは、いい経験ができた証だろうと感じます。

定期演奏会はコンサートホールで行われたのですが、会場いっぱいの人で、特に、地元である洛北地域の方々がたくさん来ている、という雰囲気でした。今は高校の通学圏が取り払われてしまっていますが、北陵高校は「地元」の高校というような状況が、まだ比較的残されており、それがいい雰囲気をつくっている、と感じました。

地元の高校に進学するという「地域制」を、京都では長年採用してきました。有名大学への進学率という観点からは、マイナスの評価を受けることが多いのが「地域制」です。しかし、いろいろな状況の生徒たちが、共に学ぶことができる環境というのは、多様な生き方や考え方を学びあえるということであり、人としての成長という点では、より優れた教育環境であると感じます。京都の高校から「地域制」がなくされてしまったことが、本当に悔やまれてなりません。

(更新日:2018年04月22日)