わが家の居間のライトは、スポットライトの形状のものが4つ、直線に並んでいて、普段は部屋全体を照らせるように様々な方向を向いています。その居間に置いてある姿見鏡の前で、長女(高校3年)はよくファッションショーをしています。
その日も長女がファッションショーを始めたのですが、なんと、長女の立つ位置に光が集中するようにライトの角度を変えて、まさに舞台上でスポットライトを浴びるかのように鏡の前でポーズを決めていました。当然、部屋全体を見れば暗い場所ができてしまうわけで、その中で本を読んでいたのが長男(高校2年)。文句も言うのもあきらめているようで、冷めた口調で「終わったらライトを直しておいてや」と言っていました。
さて、文句を言わず諦めてしまう訳にはいかないのが、「共謀罪法案」(テロ等準備罪法案)です。国民誰もが監視対象になり、盗聴・盗撮を警察が堂々と行えるようにしようというのですから、戦前の治安維持法と瓜二つと言われるのも当然です。世論調査でも政府の説明が不十分という方が約8割。この国会で通すべきでないという方が約6割。国連の人権問題の専門家(特別報告者)から、「プライバシーや表現の自由が制約される」と厳しく批判もされています。
共謀罪法案の廃案に向け、力を合わせましょう。
(更新日:2017年06月18日)