参議院の委員会で戦争法案が強行採決された後で、長男(中学3年)が「戦争法案が通ったらすぐに有効になるのか?」と聞いてきました。言いようのない不安が胸によぎっているのでしょうか。さらに「野党は選挙で協力はしないのか」とも聞いてきました。その時に、私は不覚にも「難しいなあ」と答えてしまいました。
ところがです。戦争法案が本会議で強行採決されたその日に、共産党が戦争法廃止と集団的自衛権の行使容認の閣議決定を撤回することを目的とした「国民連合政府」をつくることの呼びかけを発表。その中では、衆議院選挙と参議院選挙で選挙協力もありうることを表明しました。
戦争法を廃止してほしい、と願う多くのみなさんの思いに応える方針が出されたことを本当にうれしく思うとともに、このことを実現しようと思ったら、政党間の話し合いだけではことは進みません。安倍政権の退陣と、戦争法廃止を求める国民的な運動が大きく盛り上がることが欠かせません。だからこそ、今回の共産党の呼びかけは、政党だけでなく、団体や個人のみなさんも対象とした呼びかけとなっています。
憲法違反の法律を一刻も早く廃止するために運動を大いに盛り上げましょう。
(更新日:2015年09月27日)